マッコウクジラ フン。 奇跡の脱出!?クジラに飲み込まれるも、口から逃げ出すことに成功。無事生還したダイバー(南アフリカ)

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マッコウクジラ フン

ハクジラとヒゲクジラの特徴と各部位 身体的特徴• 前肢はののような形に変化している。 も存在しない。 後肢は退化し外見上は見当たらないが、その名残とも言える腰骨が、孤立したとして中に埋もれて存在する。 尾部は良く発達し、その先端にがあり、遊泳器の役をなしている。 尾びれは魚類と違って横向き(水平)であり、クジラが体を上下にくねらせて推進力を生み出すのに適応したものである(魚類は、などの例外を除き体を左右にくねらせる。 は陸生のと同じように七個あるが、平たくなり、ある種類では癒合し数が少なく見える。 この為、外見上首にあたる部分がくびれていないので魚の形に似ている。 ・等はあるががなく、耳の穴もふさがっている。 はにより行なっている。 は口の周りに少し残っていて、犬・猫のひげに似た感覚毛であり、その他の部位には見当たらなく、またも無い。 は、「テレスコーピング現象」というクジラ独自の進化の特徴を獲得したため頭頂部に移動して、呼吸をする事が安易になっている。 テレスコーピング現象は、クジラの進化の時系列を、語る上で指針となる特徴でもある。 類やなどわずかなものを除き、を持つ。 ヒゲクジラでは小さいが、ハクジラ類では大きく発達している。 水中生活への適応• というを使い情報を知覚し、周辺環境の確認や獲物の採取に役立てているといわれる。 また群れの中の意思疎通も、エコーロケーションで行っていると考えられていて、調査研究が進んでいる。 具体的な研究結果においては、エコーロケーションにより「のように対象物のまで認識しているのではないか」という事や、などは、群れの生活域の距離が離れていたり、家系の血筋が遠ければ化などにより「意思の疎通が難しいのではないか」という事が推論されている。 摂食から出産・育児まで全て水中で行う完全な水生動物である。 も水中で取るが、研究結果によれば、とを同時に睡眠状態にせず交互に休ませているので、しながら溺れることなく泳ぎ続けることができる。 なお、このような右脳と左脳を交互に休ませる睡眠は、や多くのには一般的なものであることが知られている。 海に住むクジラはに囲まれているので水を飲む必要がないように思われがちだが、と体液のの差により少しずつ水分が体外へ失われて、水分を何らかの形で取り込まないと死んでしまう。 クジラは、魚のように海水から塩分を直接して水分を取り込む器官を持たないため、水分のほぼすべてを餌から得ることになる。 すなわち、餌の、、などが体内のによってしたときにできる水である。 これは、乾燥地帯に住むが一生涯水を飲まず、水分を餌だけに頼っているのと似ている。 なお、クジラは一般の哺乳類と比べて濃いを濾過できるようにを進化させ、水分の消失を極力抑えながら余分な塩分などを効率良く排泄している。 が乾燥に耐えられないことや、自重によりが圧迫されを起こすことなどから、陸に上がることは短時間であるか、若しくはまったく出来ない。 哺乳類としての特徴• 陸生哺乳類と同じく鼻孔(噴気孔)を有し、でをする。 はほとんどの魚類 のように外海の温度に左右されることなく一定で温血である 種類により違うが概ね35度-36度。 普通は一子が母体内で成長し、出生後は一定期間で保育される。 及びで生態も異なるため、それぞれの項も参照。 また、クジラの骨格の特徴について詳しくはを参照。 進化 [ ] 1. クジラ類は上はに属し、とに分けられる。 ヒゲクジラ類はに適応し、小魚やの様な小型の生物を主に食べるが、ハクジラ類は主に魚類やイカ類を食べる。 近年のDNA解析で、クジラはやよりもにもっとも近縁であるという説が提示されている。 その説とに従い、の下にクジラ目と偶蹄目を合わせた (クジラ・ウシ目)を新設し、それに含むべきという意見もある( の項も参照)。 ハクジラ類 一生の間、必ず歯を持っており、「くじらひげ」は無い。 外鼻孔は1個であるが、少し中に入ったところで2道に分かれている。 現生の種類は10科、30余属、70余種にのぼる。 、、などに属する約20種の他はみな小型で、いわゆるイルカ類といわれている。 分布 [ ] クジラには一定の生息場所は無いが、元来は比較的暖海のものと考えられる。 それが水温の高低に対して適応範囲が広くなり、かつ食物等の関係で寒冷な極海まで近寄るようになったものと思われる。 例えば、、などのヒゲクジラ類においては世界中の海洋に分布しているが、食物を求める回遊のため南北両極付近に集まるのは有名である。 しかし南北両半球では季節が逆のため、鯨が赤道を越えて回遊する事はほとんどない。 ただしザトウクジラでは観測例もある。 鯨と生態系 [ ] 鯨の海洋におけるバイオマスの大きさは古くから知られるところであり、その生態系での役割も決して小さくはない。 鯨は小魚やなどの餌を大量に食べ、同時に大量に排泄する糞はや小魚の餌となり、に必要なとなって光合成を促進する。 植物プランクトンの増加は動物プランクトンやなどの魚類に栄養豊富な餌を与えて生育を促すことは自明の理であるが、 現在 [ ]問題となっている二酸化炭素の大幅な増加が懸念される。 中でもは垂直方向へも栄養塩を運ぶ。 すなわち、深海に住む生物を餌にすることで、一旦沈んだ栄養塩を海面まで引き上げている。 主にヒゲクジラの仲間には魚類がつき下記のえびす伝承の根拠となっており、特にやにがつくのは共生であると指摘されるが、ノルウェーでは1900年代から、アイスランドの沖合いで十年の間に鯨を捕り尽くした(1300頭ほど捕れたものが、最終的に15頭しか捕れなくなった)際に、鯨について回遊する性質の魚までいなくなり、一般漁民からの抗議があり、ノルウェー政府は領海外での捕鯨を推奨した事例がある。 鯨は死後も分解され、海底においてはを形成しているが、陸上に座礁した死骸もや、などの動物に食べられて生物分解される。 海と陸では動植物に含まれるのの割合が異なり、環境中での窒素同位体比を測定することによって海洋生物も陸上生物の栄養源 窒素源 になっていることが明らかになっている。 同様に、捕食された鯨の遺骸に含まれる「海の」が糞などを介して、陸地の植物に吸収され重要な栄養分になり利用される。 含有するミネラルには植物の成長を早める効果もある。 知性 [ ] 主な記事: (クジラ目の知性) クジラは指導、学習、協力、計画、苦悩することで知られている。 多くのクジラ種の新皮質は、2007年以前はヒト科のみに存在するとされた細長い紡錘形神経細胞に存在する。 人間ではこれらの神経細胞は社会的接触、情動、判断、精神理論に関連する。 クジラの紡錘形神経細胞は、人間の紡錘形神経細胞の位置に相当する脳部分にあり、同様の機能を有すると考えられる。 以前は脳の大きさは動物の知性の主な指標として考えられていた。 脳のほとんどの部分は身体機能の維持に使用されるため、脳重量比が高ければ高いほど、より複雑な認知技能に利用できる脳重量が増えることを示唆する。 動物の脳の大きさをアロメトリー分析に基づいて予想する脳の大きさと比較するものに脳化指数があり、この指数は動物の知性の指標の一つとして使用される。 マッコウクジラは地球上の動物では最大の脳重量を有し、成長した雄の平均の脳の大きさは8000立方センチメートル(490 in3)であり、重量は7. 8キログラム(17lb)である。 これに比較すると成人男子の平均の脳の大きさは1450立方センチメートル(88in3)である。 ベルーガやイッカク等のハクジラの脳重量比は人間に次いで高い。 小規模なクジラは複雑な遊戯を行うことで知られている。 例として、水中で安定した空心のドーナツ状渦巻きリングや「バブルリング」を作る遊びがある。 バブルリングの作成には、水中で急速に空気を吐き、これが水面上にリングとして表出するものと、反復的にリング状に泳ぎ停止することでらせん渦に空気が噴出する、主な2つの方法がある。 彼らはまた渦巻き状のリングを噛むことを楽しむようで、多数の別々のバブルに飛び込み、急速に水上に上昇したりする。 これをある種のコミュニケーションと考える者もいる。 クジラはまた漁のためにバブルネット(泡の網)を作ることで知られている。 大規模なクジラもある程度、遊ぶと考えられている。 例えばセミクジラは尾ヒレを水上に上げ、長時間そのままのポジションを保つ。 これは「セーリング」として知られる行動で、遊びの一種と考えられ、アルゼンチンや南アフリカの沿岸で最もよく見られる。 ザトウクジラもこれを行う。 コミュニケーション [ ] 「」も参照 クジラの発声は幾つかの目的を果たすと考えられている。 ザトウクジラなどの特定の種に属するクジラはクジラの歌として知られるメロディのような音を発して交信する。 クジラは種によって極めて大きな音を発する。 ザトウクジラの発する音はクリック音などの突発音であるが、ハクジラ類は2万ワットの音(+73dBmまたは+43dBw)を発するソナーを使用し、その音は遠方からでも聞こえるとされる。 捕獲されたクジラは人間のスピーチを模倣することで知られている。 科学者にはクジラは人間との意思伝達を強く希望するが、人間とは異なる発声構造を持つため相当な努力を払って人間のスピーチを模倣するという説を提唱する者もいる。 クジラはホイッスルとクリックスと呼ばれる音響信号を発する。 クリックスは広帯域での急速な突発音で、ソナーに使用されるが、低い周波数帯の発声はコミュニケーションのような非エコロケーション用途に使用されることがある。 例としてベルーガが発するパルス音がある。 一連のクリック音のパルスは35-50ミリセカンドの間隔で発せられ、一般的にクリック音の間隔はターゲットに対する音の往復時間より多少長い。 ホイッスルは狭帯域の周波数変調(FM)信号で、交信などのコミュニケーションの目的に使用される。 クジラと人間と環境 [ ] 詳しい情報: 付随漁獲物としてのクジラ目 および(クジラ目の座礁) 人間が間接的にクジラの脅威になることがある。 クジラが商業漁業の網に誤って付随漁獲物として引っかかったり、釣り針をのみ込むことがある。 クジラやその他の海洋哺乳類の死の大きな原因に刺し網や巻き網漁がある。 アカボウクジラは漁網に頻繁に絡まる。 クジラはまた海洋汚染にも影響される。 これらの動物は食物連鎖で上位にあり、大量の有機薬品が体内に蓄積しやすい。 特にハクジラはヒゲクジラと比較して食物連鎖の上位にあるため多量の脂肪層を有し、母親の毒素が授乳により子クジラに伝達されることがある。 これらの汚染物質は胃腸ガンを起こしたり、感染病にかかりやすくなる体質を形成したりする。 また、プラスチックの袋などの廃棄物を飲み込み、汚染されることがある。 環境保護論者は高度な海軍のソナーがクジラを危険にさらすと考える。 科学者の中には、クジラが減圧障害を経験する症候を指摘し、ソナーがクジラの浜辺乗り上げを引き起こすことを示唆する者もいる。 環境保全 [ ] IWCは南極海鯨サンクチュアリとインド洋海鯨サンクチュアリという二つのクジラ保護区を指定した。 南極海鯨サンクチュアリは30,560,860平方キロメートル(11,799,610平方マイル)を範囲とし、南極を含む。 インド洋海鯨サンクチュアリは南緯55度以南のインド洋を禁漁区に指定する。 IWCは有志団体で条約ではない。 いかなる国の国民もこれに束縛されることはなく、IWCは同団体が定める法を施行することはできない。 2013年の時点で国際自然保護連合 IUCN は86種のクジラ目種を認識し、そのうち40種はクジラと考慮される。 6種が「深刻な危機」(タイセイヨウセミクジラ)、「危機」(シロナガスクジラ、セミクジラ、イワシクジラ)、「危急」(マッコウクジラ)に分類され、危機に瀕していると認識される。 21種は「データ不足」と分類される。 南極や北極に生息する種は最近の気候変動、特に海氷が生じ溶ける時期の影響を受け危機に瀕していると考慮される。 鯨と言葉 [ ] 「」も参照 では、今の鯨(クジラ)を指すとされる言葉は「イサナ(鯨魚、鯨名、勇魚、不知魚、伊佐魚)」又は「イサ」であり、捕鯨は「イサナトリ」「イサナトル」である。 「 鯨鯢(けいげい)」という呼称も一般的であった。 「クジラ」という語の歴史 [ ] 著『日本釈名 中魚』(元禄13年、)や著『東雅 十九鱗介』(4年、)によれば、「ク」は古語でを表し「シラ」はを表し「黒白」で「クシラ」であった。 その後「シ」は「チ」に転じて「クチラ」になり「チ」が「ヂ」に変り「クヂラ」になったと解説している。 また、『日本古語大辞典』では「ク」は古韓語で「大」を意味し、「シシ」を「獣」、「ラ」をとしている。 その他、『』では「クチビロ(口広)が変化したものとし、『日本捕鯨語彙考』では「クジンラ(九尋羅)」が変化したものとしている。 「クジラ」の表記の時代による移り変わり この節のが望まれています。 奈良時代(710 - 794年)• - 「区施羅」クヂラ。 - 「久治良」クヂラ。 記紀共に今の鯨(クジラ)を指すかどうかは諸説ある。 平安時代(794年-1185年)• - オスは「鼇(本来は大亀の意味)」クチラ(久治良)。 メスは「鯢」メクチラ(女久治良)。 - オスは「巨京(渠京を略した文字としている)」クヂラ、ヲクヂラ。 メスは「鯢」クヂラ、メクヂラ。 「鯨」という漢字の由来 くじらは古来哺乳類ではなく「魚」と思われていたが、大きさが普通ではなかったことから、(兆の万倍の単位、10の16乗)のような計り知れない魚ということで「魚」と「京」をあわせて「鯨」となった [ ]という説がある。 クジラにまつわる表現 [ ] 鯨体あるいはの本皮(黒い表皮と白い脂肪層)に見立てた黒白のデザインに由来するものが多い。 また、鯨の大きさを受けた言葉も多い。 のくじらようかん• 山鯨(やまくじら) - 主にの肉の意味であるが、その他の獣肉(特に野獣)をさす場合もある。 皮鯨(かわくじら) - 鯨の背と腹の色の違いを模して器の口が黒くなっている茶碗や湯呑などのこと。 あるいは鯨肉の本皮の断面を模したともいう。 鯨帯(くじらおび) - 昼夜帯というの帯で表と裏があり、鯨の背と腹の色の違いを模して鯨帯と呼ばれる。 鯨尺(くじらじゃく) - 鯨差しともいい和裁用の物差し。 元は鯨の髭から作られていた。 鯨豆腐(くじらとうふ) - の片面をなどで色付けして白黒にした物。 鯨羊羹(くじらようかん) - 鯨羊羹とは鯨肉の外観を模した。 地域差がある。 鯨餅(くじらもち) - とは鯨肉の外観を模した。 地域差がある。 鯨鐘(梵鐘)• 鯨幕(くじらまく) - 黒と白の布を交互に縫い合わせた(主にのの際に用いられる)垂れ幕、鯨帯同様に鯨の体になぞらえてと呼ばれる。 鯨百合(くじらゆり) - の料理法の一つ。 板に薄く伸ばすと形が皮鯨に似るから「鯨百合」の名が付いた。 鯨飲(げいいん) - がぶがぶとを飲む様。 鯨音(げいおん) - やの音や音が響き渡る様。 鯨吼(げいほう)も同じ意味である。 鯨鯢(けいげい・げいげい・げいじ) - 鯨が雄鯨で鯢が雌鯨をさし、あわせて鯨を意味する。 大きな口で小さなや魚を飲み込む様から多数の弱者に被害を与える極悪人またはその首謀者をさし、大きな刑罰や罪人を意味する。 鯨鐘(げいしょう) - のことで、別称として他に華鯨、巨鯨などがある。 吊り金具の部分()が龍を模しているのは、鯨を抑える事が出来るのは以外に無いという説がある。 :と大鯨と鯨涛• 鯨呑(げいどん) - 大きな口で小さな蝦や魚を飲み込む様から強者や覇者が弱者などを取り込む事や強い国や地域が弱い国や地域を吸収合併または、する事をさす。 鯨波(とき、げいは) 大波や 鬨の声「えいえい おうおう」をあらわす。 「とき」というに「鯨波・鬨・時」という字が充てられたようで時間や間合いや機会といった意味で使い分けられていたとする説がある(一部の辞書で同じ括りになっている)鯨浪(くじらなみ)鯨涛 (げいとう)も大波を意味する。 鯨鵬(げいほう) - 大きいこと。 または、大きいもののたとえ。 すんくじら - で端や隅の意味。 慣用句• 鯨波の声(ときのこえ) - 上記の鯨波と書いても同じ意味である。 ただし上記の鬨が戦いを示すので戦場での大人数の声を表し主に「勝鬨の声」と解釈されることもあるが、鯨吼という言葉との関連や日本の合戦における史実からの合図や大将戦をはじめとする代表戦の名乗りなどという諸説がある。 鯨に鯱(くじらにしゃち) - 付きまとう事または、付きまとって相手に被害を与える事。 現在なら「」とほとんど同意である。 鯨の喧嘩に海老の背が裂ける(くじらのけんかにえびのせなかがさける) - 強者の争いに弱者が巻き込まれ被害を受ける事。 鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる) - 予想せず大きな獲物や収穫を得ること、思いがけず幸運に恵まれたりすることをさす。 同義語で「棚から」などがある。 長鯨の百川 吸うが如し(ちょうけいのひゃくせん すうがごとし) - 大酒のみのことで元はである。 鯨鯢の顎にかく(けいげいのあぎとにかく) - 鯨のに引っ掛かり飲み込まれそうになったという言葉から、九死に一生を得る様な体験をさす。 虎伏 野辺 鯨の寄 浦(とらふす、のべ。 くじらのよる、うら。 ) - や鯨が出没する様な原野や海がある様な所という言葉から、未開の地をさす。 クジラと文化• - イギリスやデンマークなどの法律では、浜に打ち上がったり釣ったクジラやイルカ、は王の所有物である。 - がかつて運航した機体全体を鯨に見立てた特別塗装機。 - 「ゴジラ Godzilla 」は「」と「クジラ」を合わせた造語。 - クジラの「クーちゃん」というキャラクターを使用している。 クジラと信仰 [ ] クジラはの様々な地域で神聖視されている。 においても、漁業神や漂着神・「寄り神信仰」として神格化されてきた。 世界各国 [ ] ノルウェー など北欧でも鯨が魚を追い込んで豊漁をもたらすとの伝承があり、これもにSei(サイ)という魚が付き、それを集めるとされている。 なお、北欧の事例については後にはと結びつけられて、神が漁獲の助けとしてクジラをもたらしてくれているとの説明が教会関係者によってされたこともあったようである。 ある教会関係者は、漁民が争いごとを起すと、神の不興を招いてクジラが助けてくれなくなるとの説明をしているが、一般的理解であったかどうかは不明である。 アボリジニ の北海岸やその周辺の島々に住むはをとして神格化し、シャーマンと交信して豊漁をもたらすとされる。 日本 [ ] 民族は寄り鯨をもたらすとしてハクジラ(歯鯨)類のを沖の神としており、同様の例として捕鯨地であった石川県の宇出津 うしつ でも、捕鯨対象の鯨を追い込んでくれるシャチを「神主」と呼んでいた。 日本では鯨は捕獲の対象であると同時にの対象であった。 恵比寿との同一視 恵比寿 日本では、鯛と釣竿を持つ姿で知られのでもある「」との同一視がなされた。 由来については諸説あるが、現在でも漁師が、鯨にがつく様子を「鯨付き」と呼ぶように、魚群の水先案内として鯨類を目印としていて、その魚群を見つけ出す力を神聖視していたためといわれる。 、、の各地方をはじめ日本各地で、鯨類 を「 エビス」と呼んでいて、恵比寿の化身や仮の姿と捉えて「」していた。 これらはにが付いたり、にマグロがつくように、鯨類に同じ餌(鰯などの群集性小魚類)を食べる魚が付く生態から生まれた伝承であると考えられ、のはニタリクジラとカツオの関係および、えびす信仰との共通点を指摘している。 漂着神 日本において「寄り鯨」・「流れ鯨」 と呼ばれた漂着鯨 もエビスと呼んで、後述のような資源利用が盛んであり、「寄り神信仰」の起源ともいわれている。 特にややなどに顕著に残り、伝承されている。 寄り鯨の到来は、七浦が潤うともいわれ、恵比寿が身を挺して住民に恵みをもたらしてくれたものという理解もされていた。 もっとも土地によって逆の解釈もあり、恵比寿である寄り鯨を食べると不漁になるという伝承も存在した。 水神 海浜地域において海上の安全や大漁祈願などの「漁業の神」として祀っているが、幾つかの地域では内陸部においてもやの近くにある岩や石を鯨と見立てて、鯨石や鯨岩と呼び、や水源の「水の神」として祭っているところもある。 捕鯨 [ ] クジラの 鯨骨(クジラの骨)はから世界各地でとして加工利用されてきた事が、の発掘から判明している。 日本においてはやの貝塚から狩猟具だけでなく、工業製品を加工する作業台や、宗教儀式で使われたと推察される装飾刀剣が発見され、色々な形でクジラの骨の利用がなされてきた。 にはとしてを始め様々な工芸品を生み出し日本の伝統文化として受け継がれている。 近代において、マッコウクジラの歯は、などと同様に彫り物などの工芸品に加工されることがある。 やなどに用いられた例がある。 古来からイヌイットは木の育たない環境で生きてきた為、の骨組みにクジラの骨を使っている。 また近年では、の先住民であるや、の先住民であるが、歴史的にクジラを利用してきた経緯から、クジラの歯や骨を加工した工芸品を作製している。 の牙は、中近世では薬として用いられた(ただし、の角とされ、鯨の歯であることが知られずに使われる事も多かった)。 鯨肉 [ ] 詳細は「」を参照 はクジラの脂皮や骨などから採取した油であって、シロナガスクジラ、ナガスクジラ、イワシクジラ等のヒゲクジラ類からとったナガス鯨油と、マッコウクジラ、ツチクジラ等のハクジラ類からとったマッコウ鯨油があるが、単に鯨油といった場合は前者を指すことが多い。 鯨油は古くから灯用、原料、原料、製革工業、減摩剤等に使用されていたが、近年では硬化鯨油として食用油(原料など)、原料などさらに広範囲に利用された。 クジラ一頭から取れる油量はシロナガスクジラで約120バレルである。 シロナガスクジラからとれる油量は他のクジラからとれる油量の最小公倍数であった為、捕鯨頭数などはシロナガスに換算して表示された BWU方式。 その他の部位 [ ] メロン体 マッコウクジラ頭部の周囲の繊維束(千筋)は、テニスのガットに用いられた。 メロン体の皮膜は、中には原料に使用された。 特別な部位 マッコウクジラの腸内生成物はと称し、香料として珍重された。 一部の部位は薬品類の原料にも用いる。 からはが採取される。 や、などからは剤が生産されていた。 残滓の利用 鯨油の採取後の絞りかすや、食用外の肉などは、用に使用されることがあった。 日本では 鯨肥と呼ばれた。 肉・骨・皮などを煮て石臼などで粉砕したものであり、鰯肥などと同様の海産肥料として使われた。 江戸時代から鯨油の絞り粕の再利用等として行われている。 ただし鯨油の採取後の絞りかすは食用()にされることもあった。 明治時代以降に近代捕鯨基地として使われた鮎川浜(現)などでは、鯨肥生産が地場産業として栄えていた。 食用習慣の無い多くの近代欧米諸国では、採油に向かない赤身の主要な用途であった。 同様に用にも用いられたことがある。 特に用のの飼料に多く用いられた。 などでは用にも用いた。 観光・ホエールウォッチング [ ] 詳細は「」を参照 2008年には北極地方を除くすべての海洋で1300万人の人々がホエールウォッチングに参加した。 クジラへの害を最小化するためにルールや行動規範が制定された。 アイスランド、日本、ノルウェイには捕鯨とホエールウォッチングの両産業が存在する。 ホエールウォッチング・ロビイストはボートに近付いたり、ホエールウォッチングトリップで観光客を楽しませる最も探究的なクジラが同領域で捕鯨が再開された時、捕鯨の最初の対象になるのではと懸念している。 ホエールウォッチングは世界中の旅行産業で年間21億米ドル(14億英ポンド)の収益を計上し、約13000人を雇用する。 これに対し、捕鯨産業は捕鯨の一次禁止を含んでも年間3100 米ドル(2000万英ポンド)の収益を計上する。 産業の大きさと急成長のために、クジラの自然資源としての最善使用に関する複雑な論争が捕鯨産業との間で起こり、いまだに継続している。 ホエールウォッチングは、クジラが到来する地域の貴重な観光資源となっている。 鯨が食す餌の消費量 [ ] 世界の海洋における鯨類の食物消費量 [ ] の計算によると、世界中の鯨類(クジラ・イルカ・シャチ)が食する餌の消費量は魚、などの、などのを合わせると、2. 5 - 4. 3億トンとされている。 これは、1996年当時における世界中の人間の魚の消費量9千万トン の3倍-5倍と計算される。 保護されたために増えすぎた鯨によって海洋の(生物資源)は減少しており、捕鯨は海洋生物資源の保全に繋がるという意見もある。 クジラの消費するバイオマスの量については、捕鯨に賛成、反対のそれぞれの立場からの説明となってしまうことが多いが、必ずしも捕鯨に賛成、反対の立場からのみ発生した見解が出ると限ることはできない。 試算には、捕鯨対象種以外の種を含んでおり、捕鯨禁止という形で保護されているのは鯨類全80種余りの中のIWCで管理された13種に過ぎない。 世界中の鯨が食べる餌は種類によって異なり、魚やイカの中には漁業と競合しないものや、プランクトンや深海凄のイカなどは、そもそも食用資源に向かないものもあり、直接競合しているのは二割程度である。 人類が利用しにくい資源をより多く利用するため、資源や鯨油として使用するなど食用に不向きなクジラの利用が推奨されることもある。 例えば深海凄のハクジラ類の生息数は南極においてクロミンククジラよりも多いにも関わらず資源として利用されていない。 だが、深海凄のハクジラであるマッコウクジラ調査捕鯨の対象としても僅か5頭程度しか捕られていないが、これは鯨油の需要が少なく、経済価値が殆どないからである。 といった事実から、捕鯨がどの程度、特にクジラを除く生物資源の管理に役立つのか明確でない点が多く、それを示す研究結果も少ない。 現在のによれば、実際のはピラミッド上の単純なではなく、と呼ばれる網の目のような複雑な関係にあるとする知見が得られてきている。 食物網の概念によれば、たとえどの網の箇所でも引っ張れば全体に影響し歪みを与え、それと同様に、乱獲や過剰保護 などの極端な資源運営を行えば、のバランスが崩れる要因になる。 近年ではなどのモデル が開発され、日本でもクジラとの競合関係を調べるためにジャルパン2 と呼ばれる研究が行われており、その目的の一つがクジラを含めたFood webを数値モデル化するための科学的データの提供とされる。 鯨食害論 [ ] 日本鯨類研究所のと田村力による『世界の海洋における鯨類の食物消費量』を基にしたとされるのが、鯨食害論である。 『世界の海洋における鯨類の食物消費量』が飽くまでも食物網の研究から、漁業と鯨類の捕食の競合を示そうとしているのに対して、こちらの論説では、「鯨が増えすぎると魚類を食い尽くす」という論旨であり、水産庁などが監修した一般書籍には多く見られる。 日本捕鯨協会による簡単な説明は以下の通りである。 世界中の鯨類が捕食する海洋生物の量は、世界の漁業生産量の3-5倍に上ります。 また、日本近海において鯨類が、、、など、漁業の重要魚種を大量に捕食していることが胃内容物調査で明らかになっています。 鯨類が大量の魚を捕食していることは事実であり、鯨を間引くことでその分人間が魚を利用できることは間違いありません。 実際に、沿岸漁業者などからクジラによる漁業被害に対する苦情が出ており、早急な対策が必要です。 また、クジラは海の食物連鎖の中で最上位の捕食者であり、クジラだけをいたずらに保護することは海洋生態系のバランスを崩すことになります。 特にヒゲクジラ亜目の鯨は前述のように極地で採餌する為、地球上の半分である南半球では主として、南極海でもっとも豊富なが消費されるが、これは年間数千万トンの余剰資源がある とされる。 ほかにもマッコウクジラは主に深海の軟体動物を食べ、ハクジラ亜目の鯨類には深海凄のイカ類に依存するものが多い。 他には砂浜のなどの生き物を捕食するコククジラや鯨類そのものを捕食するシャチなど、80種近いクジラの生態及び食性は様々であり、また、ナガスクジラ科の鯨種のようにその時期に多い餌生物を食べるため、餌生物も特定のものに限定される訳ではない為 、人間の漁業と間接的にしか競合していない部分も大きい。 科学的に不確かな部分が多いと言う指摘に対して、田村力はオキアミだけを捕食していた種類もあり、不確かな部分も多く、この説は世界にを提供する為のものであると、それを認めたうえで更なる調査が必要であるとしている。 批判 [ ] イギリスの水産大臣(当時)エリオット・モーリーは科学的に不確かな点が多く、鯨の影響も分からないので、商業捕鯨再開の理由たりえないとしている。 かつて鯨類研究所に所属していた教授は鯨(特にナガスクジラ科の鯨)は過去にはもっと多く生息していたが魚がいなくなる現象は起きておらず前提に無理がある。 漁獲対象にしていない魚類を鯨がどの程度食べているか明確でなく、あくまで仮定に過ぎないとしている。 研究者の関口雄祐は前述の捕鯨によって生物網を調整し漁業資源を増やす案の現実性について、それは熱帯域から極地に生息するおよそ80種類の鯨類を管理しなければならない、つまり地球上の海洋全体のコントロールが可能でなければ出来ないことであり、現代の科学技術では当面不可能である とみている。 はこの見解に関しては科学的根拠の不足を指摘している。 WWFジャパン自然保護委員の松田横浜国立大学教授は確かに、日本鯨類研究所は鯨が沢山捕食するのを証明しているが、主要な生態学の教科書に引用される「ピーター・ヨッジスの間接効果理論」によれば、食物網の効果で必ずしも捕食が水産資源の減少になるわけではない点が数学論的に立証されており、多数の生態学者からも批判されていると農林水産省の会議で発言している。 などは、その海域に多く生息する魚を食べていると1998年に報告された。 イギリスの環境活動家であるGeorge Monbiotは、クジラがやを豊富に含むを海面に供給することによって表層生態系のを支えており、魚類の増加につながっていると指摘しており、鯨食害論に対して逆の結論を導いている。 大久保東海大学海洋学部専任講師は2009年のIWC会合では日本の政府代表団が、鯨による水産資源の減少を決め付けてはいないとした点を踏まえた上で、前述の関口雄祐の説に連なる、水産庁が目指す鯨類の複数種一括管理は実現可能性が低い事実(既存のRMPを尊重するべきであるとのこと)と仮説にすぎないものを大々的にアピールするのは日本の科学の信頼性を損ねると農林水産省の会議で発言している。 前水産局長の野村一郎は上記の松田、大久保の指摘する、この説の科学的な信憑性が低い点を踏まえて、捕鯨再開のために鯨による漁業被害をPRするのはむしろイメージ的に良くないのではないかとしている。 AAP通信によると世界自然保護会議においては、この説は科学的証拠が不足しているとする動議に、日本を含めた捕鯨国も署名する予定であったと報道している。 北東部漁業科学センターに勤務するPeter Corkeronは、この説を裏付ける科学的証拠が存在しないと述べたうえで、漁獲資源の減少理由としてこの説を持ち出すことで、人間による乱獲という根本的な問題への対処が疎かになるという問題を指摘している。 も参照。 脚注 [ ] []• 、やなどごく一部の魚類はと呼ばれる組織によってをよりも高く保つことができる。 前田英雅「」『勇魚』第36号、勇魚会、2002年、 75-81頁、 、。 『クジラの世界』イヴ・コア著、宮崎信之監修 創元社 118頁• , Commentaries on the Laws of England(イギリス法釈義), book I, ch. 8 "Of the King's Revenue", ss. X, p. 『イルカと一緒に遊ぶ本』青春出版社、鳥羽山照夫(監修)、1998年、169、170頁。。 を含め鯨とした。 「流れ鯨」、「寄り鯨」の意味についてはを参照。 ほかに漂着物や水死体などをも同様の信仰対象とした例がある。 詳細は参照。 鮎川浜の場合、食用に適さないマッコウクジラが対象鯨種であったことなどから食用とされた鯨肉はごく一部であり、余剰鯨肉が生じていた。 これらは当初は海洋投棄されていたが、周辺海面を汚染するとして地元漁民の反発を受けたこともあって工業資源化され成功したものである。 2018年におけるによれば、全世界の漁業生産量は推定1. 7億トンであり、当時の2倍近くまで増加している。 " It is an important issue in the context of world food security since it is estimated that cetaceans consume three to five times the amount of marine resources harvested for human consumption. ": Tsutomu Tamura 2001. Reykjavik Conference on Responsible Fisheries in the Marine Ecosystem. 南極のミナミツチクジラやの数はクロミンククジラに匹敵し、食べるイカをオキアミ換算するとクロミンククジラを上回るが、食料資源としての調査自体が行われていない。 こういったハクジラ類の数少ない利用例は千葉のであり、これは地域的な嗜好によるものであり、特殊な事例である。 『世界クジラ戦争』PHP研究所、小松正之、2010年、138頁 尚、小松は「常識はウソだらけ」ワック では「鯨80種は全て食用になる」ともコメントしてはいる。 [ ], Fisheries Centre, University of British Columbia• 俗に過剰保護の影響であるかのようにいわれるクロミンククジラの増加は飽くまでも他の鯨種が乱獲された生態系破壊の結果とされ(参照)、過剰保護とは無縁の現象である。 他の種でも過剰保護が具体的に何かを引き起こした事例は未確認である。 Luis A. Pastene et al. 2009. の2010-09-11時点におけるアーカイブ。 『なぜクジラは座礁するのか? 「反捕鯨」の悲劇』河出書房、森下丈二、2002年、59頁 この書籍の「食物網」の記述に添付されている図版は「生態ピラミッド」である。 『クジラはなぜ優雅に大ジャンプするのか』実業之日本社、中島将行、1994年、162-164頁、年に120日しか食事をしないシロナガスクジラが毎日6トンのオキアミを捕食すると年間720トン。 対して人間は年間に体重の15-16倍の量の食事をするとされる。 の「南極圏の生態系における地位」及び「バイオマスおよび生産量」も参照。 食性に関しては各鯨種の項目を参照。 ヒゲクジラ亜目のもまた餌や生態にあわせて様々な形態に進化している。 『イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記』光文社、2010年、155-156頁。。 "野生生物の個体数の変動や、生態系への影響を、単純な食物連鎖モデルや2種間(例えばミンククジラとサンマ)の捕食-被捕食関係だけで説明することは難しい。 田村, 力 1998年3月25日 , , : ,• 2019年1月29日閲覧。 [ ] ただし、オーストラリア代表の環境相が、この動議を台無しにした。 Peter Corkeron 2008 英語 , , 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 に関連の辞書項目があります。

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とても真似できない一攫千金を実現する方法5つ

マッコウクジラ フン

(出典:) コウモリは超音波を放ち、その反射を聞き取ることで周りの状況を察知する生き物です。 このウツボカズラは 独自の形状に進化しており、反射した超音波からコウモリが「快適な寝床だ」とわかるようになっているのです。 ウツボカズラ自体は動けないながら、このように独特な自己アピールでコウモリを呼び寄せているのです。 アリに掃除を任せる共生 食虫植物と虫が同居するという不思議な事例です。 schmitziというアリはネペンテス・ビカルカラタという種類の ウツボカズラの蔓の中に巣を作りますが、なんと巣を作ったウツボカズラの 消化液の中を泳ぎ、そこに落ちた 虫や草の蜜を食料として集めるのです。 不思議なことに、このアリを住まわせているウツボカズラは大きく育つことが知られていました。 実際に調査してみたところ、このアリは ウツボカズラの「掃除」を行うことで、栄養の摂取効率を上げていることがわかったのです。 実はこのアリの他にもウツボカズラの中に住む虫がいます。 現地に棲息する蚊やハエの一種は幼虫時代をウツボカズラの消化液の中で過ごしますが、その蚊は成虫になると飛び立っていってしまいます。 これはウツボカズラにとっては獲物を逃がしたのと同然。 schmitziはそうした蚊やハエを狩って暮らしていますが、必ずしも狩った獲物を全て食べきれるわけではありません。 アリの食べ残しの死骸やフンは栄養となるため、ウツボカズラの栄養状態改善につながっていたと結論づけられたのです。 クモの食べ残しを頂く共生 これは、カニグモと呼ばれるクモの一種がウツボカズラと共生する事例です。 これは上記のアリと同じく、 ウツボカズラの内部に潜んで暮らす例。 ある調査によってウツボカズラとの共生関係について詳しいことがわかっています。 研究では、2種類のカニグモについて実験を行いました。 調査の結果、カニグモは 近くを飛ぶハエを捕まえ、その食べ残しをウツボカズラの内部に捨てていくことで結果的にウツボカズラに栄養を与えていることがわかったのです。 まとめ 植物でありながら虫を捕まえるという、驚きの行動を進化させた食虫植物。 それは元々の植物が、過酷な環境に適応した結果でした。 では、より過酷な環境に置かれた食虫植物は? その結果が、他の虫や動物と共生するという、さらなる驚きの進化を経た食虫植物の発生だったのです。

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虫を食べない?食虫植物の不思議な共生関係の秘密

マッコウクジラ フン

山田 海人(かいと) 2008年2月12日オープン ようこそ! 海人のビューポートへ 今、世界でビーチコーマーだけが手に入れられて、金と同等の価値のある貴重なものってご存じですか?それは、フェロモンのような強烈な香りを放つ超高級なお香の材料である 竜涎香(りゅうぜんこう)です。 まずは竜涎香の画像を紹介します。 この貴重な画像はニュージランドで竜涎香を扱っているAmbergris. nz社から私に特別に許可を頂いたものです。 無断転載はダメです。 これまでの主な産出国はアフリカ、インド、日本、スマトラ、ニュージーランド、ブラジルなどです。 しかし、十七世紀の書物には、 琉球が世界で最も多くの竜涎香を産出する国と紹介されていました。 日本の近海には昔から竜涎香を排泄する マッコウクジラが多く生息し、現在、マッコウクジラは鯨類の中で最大の生息数200万頭に達するほど資源が回復してきました。 このようなことから、きっと今も日本のどこかの海岸に竜涎香は流れ着いているに違いないと思います。 近年日本の海岸で竜涎香を見けられない理由を考えますと、まず欧米の鯨油のためのマッコウクジラの乱獲があります。 17〜18世紀はクジラと見れば捕獲して鯨油だけを取っていました。 毎年資源の2割以上も捕獲していましたので、たちまちクジラの生息数は激減してしまいました。 昔の日本人は海辺で遠くから流れ着く木の実、流木や打ち寄せられた魚介類、海藻など拾う「 寄せ物の文化」がありました。 しかし今では昔ほど海辺の散策する人が減りました。 このために、"寄せ物"の知識がなくなり、打ち上げられた竜涎香を見ても、気づかずに見逃しているのではないでしょうか? きっと貴方の近くの海岸にも竜涎香が打ち寄せられていて、貴方に見つけられるのを待っているのかも知れません。 今回は、この「竜涎香を探そう!」と題して、竜涎香をいろいろ調べてみましょう。 そしてこれを読まれた方にぜひ竜涎香を海辺で拾って頂きたいのです。 1.2006年に拾われた竜涎香 2006年1月 南極に面したオーストラリア南部のStreaky Bayの海岸に奇妙な塊が打ち上げられていました。 貧しい漁師のレオン・ライトさんと奥さんのロレッタさんは浜辺の散歩でこの塊を見つけました。 でもその時は"妙な塊"程度に思ってそのまま放置していました。 そして2週間後に再びその浜辺に行ってみたら、まだその"妙な塊"が残っていました。 気になって今度は自宅に持って帰りました。 そしてその塊を調べたところ14. 高価な"竜涎香"(1g当たり20米ドル)でしたから、ライトご夫妻は295,000米ドル 165,300英ポンド もの現金を手に入れることができました。 日本円にすると33,925,000円(115円換算)にもなります。 また、これまでオーストラリアで発見された例は、クイーンスランド州での発見例(今回の半分ほどの大きさ)と、小さなものの2例程度で極めてまれなケースのようです。 "竜涎香"は 油というか 脂肪ですので海面に浮きます。 こうして排泄されてからも10年もの間、海面を漂っていて、たまたま南オーストラリアの海岸に打ち上げられたものと思われます。 この記事には書かれていませんが、現在オーストラリアでは竜涎香はクジラの歯とか骨と同様に、所持したり移動することが規制されています。 2.英国でのゴールドラッシュ 2006年8月24日のデイリーポスト紙が伝えているのは、竜涎香のゴールドラッシュの記事です。 リバプールに住むMick Dunnさんと奥さんのSandraさん、息子のMitchell君(7歳)は10年もの間ウエールズへきて竜涎香を拾っていたと新聞に紹介されました。 1グラム当たり10英ポンド(約2千円)以上もの価値ある竜涎香がロスオン海やシェル島の海岸で見つかっているのです。 今回、合計200グラム(約40万円)も打ちあがって見つけられ、それを知って探しに行った人も一週間に4個も竜涎香が拾えたそうです。 こうしてウエールズの人達がゴールドラッシュのように竜涎香を拾いに来ているようです。 3.和歌山で拾われた竜涎香 日本でも幾つかの記録が残っています。 その一つは、和歌山の古文書に残されていました。 1696年(元禄9年)3月28日に和歌山県熊野日置浦の浜辺で五貫五百目(約20キロ)の鯨糞(竜涎香)が拾われた記録が残されています。 当時でも記録されていたと言うことは、1個の竜涎香でも記録的な大きさであったことが判ります。 前のオーストラリアの記事と重ね合わせると、当然拾った方は"海から頂いたお宝"でこれまでの貧しい生活から"鯨糞御殿"の豊かな生活が想像できます。 4.沖縄・石垣島で拾われた竜涎香 沖縄にも古文書に書かれた記録があります。 1704年の大きな竜糞(竜涎香)の記録です。 沖縄・石垣島の川平村の住民(海廻百姓)が見つけて蔵元(役所)に届けた竜糞は、約100キロ(162斤130目)で粟およそ40石を与えたそうです。 ちなみに今の価格1グラム2,300円で換算すると2億3千万円相当の竜涎香となります。 当時の琉球王朝は国を挙げて漂着物である竜涎香を探していて、竜糞の価格表のような取り決めもあり、琉球各地で多くの竜糞が拾われていました。 5.大きな竜涎香の記録 これまで最も大きな竜涎香の塊は、どれほどの大きさでしょうか? フンとして出されてものや死んだマッコウクジラからも身体から離れて浮いてきたものもあります。 特に大きな竜涎香では肛門から出ずに死んだ後に浮いてきたものもあるようです。 これまでの記録を見ると、一番大きなサイズは、1908年にノルウェーで捕鯨船乗りのLarvikが持ち込んだ455キロです。 次の記録は、1883年にニュージーランドで水夫のDunedinが発見した446キロです。 第三位の記録は、1880年に421. 3キロの竜涎香を扱った東インド会社の記録があります。 第四位は、1953年に南氷洋で捕鯨船"Southern Harvester"が発見した420キロです。 第五位は、ソ連が南氷洋の捕鯨で採った200キロです。 第六位は、大分小さくなって1927年に南米フォークランド諸島の捕鯨船基地で売られた138キロです。 このように昔の記録が残っているということは高価で貴重な物であった証しです。 6.竜涎香とは 竜涎香は昔から貴重な香料として高値で取引されていました、1948年には金の8倍もの値がついたこともあります。 現在でも1g当たり20ドルもする高価な竜涎香は、 浮かぶ金塊"Floating Gold"とも呼ばれています。 竜涎香を理解するには中東の昔からの香りの文化を知る必要があります。 今でも中東では香りの文化があって、香りは日常生活の一部にもなっています。 男性も女性も強い香りで身を包み、生活空間を香りで演出しています。 お客様を歓待する時は玄関でお香を焚いて芳しい香りで満たし、お茶を飲みながらの話題もお香の話が行われているほどです。 このため、中東の市場には香料屋がいろいろな香材をそろえています。 (1)極上な香料 竜涎香は動物性の香料で 香の王様(The King of Perfumaery)とか、 香料中の至宝などとも呼ばれ、超最高級な香料として昔から知られています。 竜涎香を使っていたとしてクレオパトラや楊貴妃の名前も残っています。 世界の香水産業の中では極上な香りとして昔から高値で取引されていました。 また薬用としても竜涎香は薬の一種として使われていました。 更には媚薬であったり、性欲促進薬としても有名なものでした。 他にもワインの風味を引き出すためや、食べ物の風味を増すためなど料理にも使われていました。 1820年には竜涎香の 人工合成に成功し、現在では人工合成された竜涎香も出回っていますが、昔から竜涎香を使用する文化を持つ人々には自然の竜涎香が高く支持されています。 (2)マッコウクジラからの排泄物 竜涎香はまたの名を 鯨糞(げいふん)とか 竜糞(りゅうふん)と呼ばれるように動物の排泄物で、クジラ類で唯一千メートルから三千メートルも潜る マッコウクジラからの排泄物です。 排泄物と言っても 結石あるいは 胆石のような極まれに排泄されるものです。 現在、竜涎香を排泄するのはマッコウクジラとコマッコウクジラの2種だけです。 今では鯨糞とも呼ばれていたので分りますが、最初に鯨糞と名付けたのは琉球の人達です。 海岸に打ち上げられた塊からよくぞ正確にクジラのフンと言い当てたことは素晴らしいことです。 琉球の人たちの豊富な海洋知識に脱帽です。 それから多くの年月が流れ、最初に竜涎香はマッコウクジラの排泄物と科学的に報告したのはロシア人のBerzin です(1972年The Sperm Whale,で報告しています)。 竜涎香は古くは古代ローマ人やギリシャ人も使った記録があり、アラビア商人が売買して中国経由で日本にも伝わっていたようです。 17世紀には鯨糞とか竜糞とか呼ばれていたようですが、マッコウクジラの排泄物と証明するのも大変だったと思われます。 マッコウクジラはダイオウイカが大好物ですが、他のイカ、タコも食べています。 イカなどの身はマッコウクジラの胃で消化されますが、口の カラストンビと呼ばれる部分は硬い キチン質で消化されません。 ご存じのようにカラストンビは鋭く尖っていますので、それが腸に刺さると、その刺激から特殊な脂肪が出てカラストンビを包んでしまいます。 そして肛門から排泄されるのです。 ですからマッコウクジラが多くいてもごくまれに竜涎香が排泄される、また、排泄された竜涎香の中にはイカのカラストンビが含まれたままのもあるのです。 こう説明するとマッコウクジラから排泄される竜涎香が分かって頂けると思いますが、これまでは諸説粉粉でした。 マッコウクジラはイカ、タコが大好物、当然、オスもメスも食べているので全てのマッコウクジラがお腹の中で溜まったカラストンビを排泄するたびに頻繁に竜涎香を排泄していると考えられる、いや、特殊な病気を持ったマッコウクジラだけが排泄する、オスだけが竜涎香を排泄する、などなどいろいろな説がありました。 これまで竜涎香を紹介している論文などでは"結石"のようなもの、或は極めてまれな病気を持ったマッコウクジラが排泄するもの、ごく一部のオスだけが排泄するものとして、その貴重さが表現されてきました。 それでも捕獲されたマッコウクジラの0. 1%程度しか竜涎香を持っていなかったデータがあります。 ) しかし、最近の研究では、オスもメスもそして健康なマッコウクジラからも竜涎香が排泄されることが分かってきました。 つまりはどうして竜涎香ができるのかまだ未知の部分が一杯あってよく分かっていないのが現状のようです。 でも捕鯨が禁止された今、大切なことは、竜涎香を得るためにマッコウクジラを殺していないと言うことです。 ジャコウなどの動物性香料を取る場合は、ジャコウネコの命を頂いて、香料を得ていますが、竜涎香は排泄物ですから生産者であるマッコウクジラの命を頂いていない、むしろ竜涎香が欲しければマッコウクジラを保護しなければならない、保護すると竜涎香が得られるというのがうれしいことです。 さらに排泄された後も太陽と海の働きで品質がよくなる" 海から賜るお宝"という観点でしょうか? そして竜涎香を手に入れるにはビーチコーマーが海岸に打ち上げられたものを見つけることでしか入手できない「海からの贈り物」なのです。 (3)竜涎香の形や色は 竜涎香はマッコウクジラから排泄されますが、排泄されてまもない竜涎香は決してよい匂いとはいえず、長期間海上を漂流したもの、つまり太陽からの紫外線に曝される、空気に触れて酸化することによって竜涎香として熟していくようです。 そして長い間漂流していた白い竜涎香が珍重され高い価格で取引されています。 ではどのような状態で海岸に打ちあがるのでしょうか? 竜涎香は、いろいろな色であったり、形であったり、表面であったりするので海岸に打ちあがる"ゴミ"の中から、竜涎香の識別は難しいのです。 色は白が多く、灰色であったり、黒であったり、濃い褐色であたっりします。 形は海辺の小石のようにやや丸みを帯びて、楕円形、菱形です。 ほとんどが海面を長い期間(数年から十数年)漂っていて、太陽に照らされて、色も変化し、空気に触れることで酸化も進み、波にもまれ、ひっくり返ったりした末に海岸にたどり着きます。 そして長く海に漂っていたものが品質も良く、高い価格で取引されています。 言い換えれば"海が長きにわたって竜涎香の品質を高めている"のです。 黒い色のものは、廃油ボールのようなタールのように柔らかく、粘性があります。 白いものでは、粉状のコーテイングしたようなもの、中身は粘土の生地のように見えます。 (4)竜涎香の香り具合は? 竜涎香の香りは最初に書かれているように「フェロモンのような強烈な香りを放つ」、「いつでも嗅いでいたいかぐわしい香り」、など香の王様らしくいろいろな表現があります。 一般の人にも感じるとてもかぐわしい芳香の香と言うのでしょうか、ちょっとジャコウのようで甘い土の芳香、少し湿った林の中を思い出させる伝統的な芳香と評されています。 しかし、芳香の具合は竜涎香の熟し具合や品質の具合で変わってきます。 排泄された直後の竜涎香の匂いはちょっと注意です。 できたての竜涎香は黒っぽくて、まだ粘っている感じがあります。 匂いを嗅ぐと牛の糞のような匂いとともにかぐわしい香りが混じった匂いです。 一般的に竜涎香は"クジラの糞"ですから、牛の糞のような匂いをイメージしている方々がほとんどです。 私もエマさんの持っている竜涎香を嗅がせてもらいましたが、微かに牛や山羊のフンの臭いがして、芳しい香りは外側からはしませんでした。 本来、竜涎香の香は、微妙で楽しくなるような香りを持っています。 品質のよい白っぽくて灰色の竜涎香は特に微妙で、いつも嗅いでいたい、かぐわしい香りです。 (5)竜涎香を見つけるには ではどうやって竜涎香を識別するのでしょうか? ご存じのように海岸にはいろいろなものが打ち上げられています。 流木、木の実、海藻、海の生き物の死骸、貝殻、砂利や石、そして多くの人工物であるゴミなどです。 この中で竜涎香を探すには同様な形をした石や廃油ボールさらには建築素材、植物の種などがありますが、これら類似の形をしたものの中から見つけなければなりません。 ともかく高価な貴重品ですからそう簡単には見つかりません。 なんどもなんども海岸に足を運んで、ひょっとしたら竜涎香があるかもしれないと意識して探すのです。 根気がないと竜涎香は探せないのです。 もう一度考えてみましょう。 捕鯨が禁止されている今では、竜涎香を提供できるのは海岸を散策しているビーチコーマーしかいません。 世界で竜涎香を使っている人たちの期待もあるのでぜひビーチコーマーの方には頑張って頂いて、海岸に打ち上げられてそのまま放置されている"隠れた竜涎香"をぜひ見つけて頂きたいのです。 また、海岸に打ち上げられて砂に埋もれた状態になると高価といえども分解して溶けてしまうのです。 もったいないと思いませんか? (6)琉球は国をあげて竜涎香を探す文化があった 「 新琉球史(古琉球編)」琉球新報社には次のように書かれています。 琉球の海岸に打ち上げられた竜涎香は将軍や諸大名への献上品となり、薩摩藩により長崎で売買された。 琉球の近世文書では、竜涎香を「竜糞」または「鯨糞」と表現し、1628年の王府の掟書によると竜糞を海岸で見つけた者は必ず蔵元(役所)へ届けさせ、白糞は米5石(50斗)、黒糞は米5斗と換算された。 つまり品質のよい白糞は10倍の値打ちがあった。 17世紀前半には竜涎香の発見者にはほうびを与える制度ができて「御物奉行所規模帳」によって取り決めてありました。 また、真栄平 房昭「 南蛮貿易とその時代」には、「琉球には豊富に竜涎香が産出する。 それも最も質の高いもので、とりわけ白い竜涎香は世界でもっとも良質の竜涎香だ」と記載されています。 こうして琉球は国をあげて、漂着物の「竜涎香」探しを奨励していました。 今でも沖縄には竜涎香に関する民話が幾つも残されています。 宮古島伊良部町の民話では万能薬の龍糞で窮地を生き延び、奇跡を起こして大金持ちになった話、渡嘉敷の民話では龍になったハブがお礼に龍糞を空から落とした話があり、貴重な香料であり万能薬であった竜涎香の知識が世代から世代へ伝承されていた文化がありました。 このように17世紀の琉球では、黒潮によって流れつく 寄物(よせもの)の文化がありました。 こうして海辺の人々にいろいろな知識が伝えられ、寄物つまり海岸に打ち上げられるものには貴重な竜涎香がある。 その形はこのようなもので、こうして竜涎香を識別することができる。 良質なものはこういうものだ。 見つけた竜涎香は蔵元(役所)へ届け、持って行けば米と換えてくれる。 蔵元では再度竜涎香を確認し、詳しく計量し、厳重に封印して、首府の首里へ送るというビーチコーミングの知識が琉球にはあったのです。 こうして多くの人が海岸で寄物をチェックしていた文化があった結果、"琉球には豊富に竜涎香が産出していた"ことになります。 名護博物館が発行している「 ピトゥと名護人」には名護の漁師が竜糞として売っていた記録があり、万病に効く薬竜涎香は名護では「 クジラのパナデー(鼻から出たものの意)」と呼んでいたと書かれています。 また、この時代の琉球国の絵図には「黒潮」(1646年)が表現されていて黒潮の存在が判らなかった日本での最初絵図になります。 こうして海流についても理解していた当時の琉球は正に日本の海洋文化発祥の地と言えます。 1614年ウイリアム・アダムス(三浦安針)に同行した英国人のRichard Wickhamが琉球で119キロの竜涎香を買って長崎やインドネシアで売ったことが記録されています。 「 Samurai William」(Giles Milton著)、「 The English Factory in Japan」(1613-23, Anthony Farrington, 1991, British Library これを基に琉球でのウイリアム・アダムスの足取りを調べたところ、宮古、石垣には行っておらず、沖縄本島だけの滞在ですから竜涎香を入手したのは那覇ではないかと言われています。 また、琉球の「通航一覧」によると竜涎香の扱いは年に17箱、50袋などと記録されていますので、周年にわたって多く産出されていたようです。 詳しくは、1644年17箱、1710年50袋、1712年30袋、1714年50袋、1715年1箱、1718年2箱、1719年30袋、1731年30袋、1748年200袋、1764年150袋、1790年150袋との記録が残っています。 この箱と袋の表現の違いですが小ぶりのものが幾つも袋に入れられていた。 形の大きな1個はそれぞれ箱に入れられて特別に扱われていたと考えられます。 こうして集められた竜涎香は首里の王府から薩摩藩を介して将軍家に献上された記録や新井白石の「 南島志」にも、尚敬王から土屋相模守へ竜涎香の献上が記録されています。 また、琉球王府がなくなってからは、竜糞に対する取締りが緩やかになり、海岸のみすぼらしい家が鯨糞のおかげで一夜にして豪邸になり、周囲の人に羨ましがられたという記事が、昔の新聞に載っていたそうです。 大正時代の沖縄の新聞の記事にも竜涎香の発見の記事が紹介されています。 竜糞(鯨糞)は、そのころ沖縄の人は薬として使われていました。 そして発見されたものは出入りしていた博多の商人などに取引されたようです。 7.竜涎香の識別法 こうして竜涎香の知識が高まって、海辺でそれらしきものが見つかったならば竜涎香なのかどうか調べてみましょう。 (1) 最後の鑑定テスト 色や形、浮力などから竜涎香らしきものと絞られてきたらいよいよ簡単なテストで"竜涎香"を識別してみましょう。 ここで竜涎香であれば対象物の表面は熱い針に溶け出して針を奥深く受け入れるでしょう。 そして溶けた油が焼けて煙を出し、黒い残留物が針にまとわりつくでしょう。 そして針を抜いてみましょう、竜涎香であれば、ジャコウのような良い香りがするでしょう。 おわりに 竜涎香は深海にすむダイオウイカとそれを餌とするマッコウクジラが作りだす深海の高貴な香りであるとともに、排泄されたものが十数年も海面を漂って品質が高まるものです。 海が好きな者にとって、とてもロマンを感じる竜涎香なのです。 ぜひ、日本の海辺からも打ち上げられた竜涎香を見つけて下さい。 そしてもっと"海から授かりもののお宝 竜涎香"の話題を盛り上げましょう。

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